DNA SOUND-pp60v-src & がん細胞の誕生-IMAGE SOUND



DNA SOUND-pp60v-src

世界で初めて発見された、がん遺伝子(pp60v−src)のDNA情報(ヌクレオチド配列)を音符に置き換えて
音楽として表現しました。 DNAを構成している4種の塩基を音符(音階,音長)に変換する方法は、「アデニン」
を5オクターブの「ラ 」 , 「チミンは、「ミ」 , 「グアニン」は、「ソ」 , 「シトシン」は、6オクターブの「ド」に対応させ
塩基一つの音の長さは8分音符で表しました。そして、音にバリエーションをもたせるために、同じ塩基が2つ
続くと4分音符、3つ続くと4分音符-付点、さらに、4つ続くと2分音符へと変化させました。
DNAの塩基配列をメロディとしているので、どうしても 音としてはランダムになってしまいます。そのランダム
な音を、ベースとコードを入れることにより、上手く調和させています。
FM音源-エレクトリックオルガンのイントロ(7秒)が終わると、DNA情報を変換したメロディを、クラリネットで
15秒間独奏 《がん遺伝子の哀愁、叫びのように聞こえます》  引き続き、ベースが入って15秒後にメロディ
(DNA情報の音符変換) の音源をクラリネットからハープシコード。ベースは、フルート。コードは、リコーダー
に切り変えて演奏します。
全編7分20秒のミニコンサート。どうぞ、お楽しみ下さい。

「DNA SOUND」ボタンをクリックすると演奏が始まります。

がん細胞の誕生-IMAGE SOUND

がん細胞の誕生から、その死までのストーリーを音楽で表現しました。
曲の構成は、イントロと4つのパート (A-1〜A−4) からなり、短いイントロ (15秒) の後、A-1 (1分30秒)
が始まります。A−1は、正常細胞が平穏に暮らしている様子を表現しています。その後のA-2 (1分12秒)
では、A−1と同じメロディにパーカッションを加えて、正常細胞が外部(変異原)からの度重なる攻撃を受けて
いる状況と、A−2最後の3秒間はせり上がってくるストリングスで、がん細胞に豹変する瞬間を表現しました。
A−3(48秒)は、誕生したがん細胞が増殖を始め、ドンドン増えていく様子を表しています。ヘッドホーン左右
の端で鳴っている歪んだ音がその象徴です。  最後のA-4は、増殖を繰り返すがん細胞が、ついに宿主の
免疫能により、衰退し、やがて死を迎えるまでを表しています。
全編4分10秒のミニコンサート。 どうぞ、お楽しみ下さい。

「Cancer Cell Music」ボタンをクリックすると演奏が始まります。